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 地名:鯨井の由来  (2010.4.4)




川越キャンパスの在所は川越市鯨井であるが、この「鯨井」という地名、なかなか由緒がありそうである。
インターネットを検索すると、「鯨井ホームページ」というのに行き当たる。このサイトには、鯨井の歴史・文化・祭りというページがあり、ここに鯨井の由来が掲載されている。それによると『新編武蔵風土記稿』に鯨井の記述があるようだ。

…「鯨井村は郡(高麗郡)の東、入間郡の郡界にして三芳郷に属せり。住昔、久次郎なるもの草創して居しゆいに、久次郎居村と唱へしを、何時の頃からか、今の文字に書きかえしよし。或いは久志羅井、とも書きせり」

永禄2年(1559年)には文書に初めて現れたらしいが、どうも地名の由来はわからないようである。
この『新編武蔵風土記稿』とは、江戸幕府が編纂した武蔵国(東京都、埼玉県、神奈川県)の地誌。昌平黌において文化7(1810)年から着手し、天保1(1830)年幕府に提出されたもの。雄山閣や千秋社などから出版されているとのことなので、原著を確認したいものである。
また、川越市鯨井自治会から鯨井史編纂委員会編『鯨井史』が昭和58年に刊行されているようだ。


ホームページ「くじら」というのがある →こちら 。このサイトに、「国内に『鯨』の字がついた地名はいくつある?」というページが設けられている。
例えば関東地区はこうである。

<茨城県> 石岡市:鯨岡(くじらおか)、下妻市:鯨(くじら)、常陸太田市:鯨ケ丘七坂(くじらがおか)
<埼玉県> 川越市:鯨井(くじらい)、鯨井新田(くじらいしんでん)
<千葉県> 佐倉市:小鯨(こうじら)、南房総市:鯨岡(くじらおか)、館山市布良:鯨山(くじらやま)
<東京都> 小笠原支庁小笠原村:鯨崎(くじらざき)
<神奈川県> 海老名市:真鯨(まくじら)

鯨井というのは全国をみても埼玉しかないようである。
このホームページによれば、「鯨」の語源は和語の「くじく」「くずれる」「ぐじぐじ」などで、えぐられた崩壊地や湿地を指すとのこと。断崖絶壁の海岸地形としては、北海道厚岸町鯨浜や新潟県佐渡市稲鯨、柏崎市鯨波などがあるそうだ。また熊本県天草市鯨道は、「くずれみち」が訛ったものだという。
埼玉県川越市の鯨井は台地上にあり、にわかには判断できない地名だという。


人名としての"鯨井"では、鯨井恒太郎が著名である。
鯨井恒太郎(くじらい・つねたろう)は、大正-昭和時代前期の電気工学者。逓信省電気試験所所員をへて東京帝大の助教授・教授となる。逓信省においては鉱石検波器の研究に先鞭を付けた。東京帝大では無線工学分野の研究指導に当たり後年、電波工学の大御所的存在となった。八木アンテナの発明者として著名な八木秀次博士に無線分野に進むように示唆したと伝えられている。昭和10年死去(1884-1935)。52歳。東京出身とのことだ。



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