■ くじらい通信  (2019-11-5)

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―― 2019年 くじらい会 活動報告 ――

◆2019-1-17 OBによる講演に企画参加 (電気電子情報工学科演習)
西山直行(1964年度卒) 特別講義:我が人生そして後輩へのエール
   2010年の西山さんの講義はこちらにまとめられている ⇒こちら

◆2019-4-1 くじらい会ホームページの改訂
サーバーをYAHOO!からさくらインターネットに変更(有料)
広告なしで画面スッキリ。見やすくなった

◆2019-3-23 卒業証書授与式
・くじらい会の案内、加入呼びかけ (19名の加入)
・優秀卒業研究賞 授与(金子将大さん)


◆実践職業論  ⇒こちら
2019-6- 5 宮澤亘(1990年度卒)「エンジニアのための特許講座」
2019-6-12 金沢賢(1965年度卒)「エンジニアのための文章講座」

            文章力は「きほんのき」
  ■ エンジニアに求められるもの
    ・情報(アイデア)を製品として具体化すること
    ・文章力 :情報を効率的に相手に伝えるワザ
  ■ 考えて 文章を書こう ……基本ルールの理解
    ・メール文化の浸透 ……独自のルールがある!
  ■ AIへの対応力=「読解力」
  ―― 「文章力を養成するのは読書力だ!」 ――


◆2019-9-14 卒業証書授与式 (9月期)
  ・くじらい会の案内、加入呼びかけ

◆2019-11-9 第12回 くじらい会総会 <予定>


【コラム】
■ BOOK紹介:『カガク力を強くする』 「疑う力」と「論理的に考える力」 (2019.11.5)

岩波ジュニア新書の一冊。中学生向けということか。タイトルの「カガク力」は「科学力」と表記した方がまぎらわしくないですね。
内容的には一般新聞の科学欄のレベルだろうか。「シンギュラリティ」とかの難しい用語も出てくるがわかりやすい。著者は現役の新聞記者。

今、われわれの暮らしは科学に囲まれている。そして話題は多岐にわたっている ――AIとかDNA、ゲノム編集とか。
科学にはそれぞれ、良い面と悪い面(光と影)がある。光ばかりに気を取られていないか。
科学発展の負の歴史――地球温暖化やプラスティックごみ、原子力もそうだ。これらを見逃していないか。

われわれは科学の知識をすべて覚えることはできない。また、科学は部外者にとって急速にブラックボックス化している。
だから、いま必要なのは、ブラックボックス化する膨大な情報の中から、必要な情報を適切に選び出すための最低限の常識。
それに筋道を立てて考える力 ――著者はこれを「カガク力」と言っている。

「カガク力」とは、「疑う力」であり「論理的に考える力」である。おかしいと思ったら「ツッコむ力」であると。福島の原発事故はどうだったか。
科学者の言うがままに安全性を盲信していたのではないか。人類の生命や文明を大きく変える技術が、新に登場し急速に普及していくなか、
「ぼんやりしていたら、えらいことになるぞ」――とくに「カガク力」が必要だと著者は強調する。

福島の原発事故では、非常用発電機の大半が津波をかぶって故障してしまい、全電源喪失に陥った。
メディアは、東電や政府は事態を小さく楽観的に伝えるだろうと疑っていた。
事故の報道には、正常性バイアスと呼ばれる現象があり、人間は総じて物事を楽観的に受けちが、悪い情報を正直に発表するとはとうてい思えなかった。
事実は、最悪の事態であるメ止める傾向があるからだ。
さらに、原発は安全と唱えて全国に原発を造ってきた当事者たルトダウンが起きていたのだ。
原発大事故を通して科学記者が学んだ最大のことは、科学はまだまだ未熟なものであり、それを取り扱う人間こそ未熟な存在である、ということ。

どうすればカガク力を身につけられるだろうか、著者の提案はつぎのようだ。
@まずは体験してみよう  プラネタリウムに行く、動物園・水族館・科学館など、科学体験。本屋、図書館など。
Aおもしろがること  なぜそうなのかは分からないけれどおもしろい。どうしてかな?という好奇心がわいてくる
B分からないことは分からない
C分からないことが出てきても、あきらめずに科学の知識を動員して、よりましな判断をすること
D「絶対」はないと知ること  専門家がこうしなさいと常に答えを出してくれるわけではない

◆ 『カガク力を強くする!』 元村有希子、岩波ジュニア新書、2019/7

 
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